2019年07月19日

ランボー超人Bの物語 その3正義の味方@

あれから1ト月
電車の屋根を突き破り、ついでに架線切断まで仕出かした俺

朝の通勤ラッシュ時間に、何十本もの通勤電車の運行停止を引き起こしたあの事件は
1週間に渡ってテレビとネットを賑わせていたが

表向き、なんらかの爆発的事象だったということで徐々に収束していった
実のところ国の治安機構の方々は、恐るべき破壊能力を有する実行犯を追っていたんだけど

なんてことは、一般人で能天気の俺は全く知らなかったが
さすがに、この1ト月というものは、できるだけ大人しくしていた

会社には体調が良くないことを理由に、休みを取っていたが
それも5日目には『もう来なくていいから』という電話で終了

ちょっとだけの給料の払い込みで、俺は全くの自由人になってしまった
一応最後の給料が振り込まれた通帳の残高を眺めたが、今月の家賃とかあれとかこれとかで、ヤバイ

まあ超人なんだから、食うには困らないだろうと、俺は深刻にはならず
なにかヒントはないかと、テレビの報道番組を観ることにした

しっかし、今までつまらないからって、ほとんど見てなかったテレビ番組は
本当にどうしようもないものだと、あきれてしまった

とにかく経済とか年金、隣国との付き合い方なんてのは、超人だってどうしようもない
まあ、議事堂をぶち壊したり、総理大臣を脅して、何か喋らすことくらいはできそうだけど

それで問題が片付くとは、落ちこぼれ者の俺でも、そこまで楽観的にはなれない
ハリウッド映画のヒーローみたいに、ぶち壊してそこでエンドマークなら問題ないが

それだけじゃあ終われないのは、もう良っくわかってる
なんだかんだ言ったって、世の中、はっきりした「悪」は見えないんだ

そんなことを考えてるうちに、お腹が空いて来た
まずいぞまずいぞぉ、超人だって腹がへるんだって事実に直面だっ
posted by Beeまたの名は熟年のK at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説