2019年08月25日

ランボー超人Bの物語 その4 目指せ怪盗?A

夜が明けても、なにかヒントになる夢なんて見たか、思い出せなかった
結局、場所も分かっていて、盗んでも世間の批判を浴びないとこって言うと

あの職業の方たちの事務所か、悪いことしてそうなブラック企業さんか
俺的にはきっと悪いことしてると思える政治家さんや、お役人さんならいいかな、って思った

まあ、他にもいろいろあると思うけど、民衆的にはOKでも、法律的にはあかんだろな
とにかく、かっこ良く決めて、世間を敵にしないことだな、ポイントは

となると、後はやり方が問題だよ
超人の腕力で、金庫なんかを強引に持って来ちゃうのはNGだろ

それに、怪盗だったらあるあるの“変装”だって、戦隊ものやアニメみたいなのは
素人の俺には、絶対無理っぽい

服は、用意した〇ニクロのはコンビニ強盗に間違えられそうだから、やめ!
リサイクルショップで、パーティ用のド派手な衣装を買う(ついでにマスクも!)

肝心の参上先のうち、あの職業団体さんはググったらすぐに出て来た(大手の本部だけど)
住所も出ていて、随分便利だ

ブラック企業のリストも載ってたけど、働かせ方が過酷なだけなのかも
実際はもっと悪いことをしているところがあったら、不公平になるし

政治家とかお役人とかになると、もうさっぱりわからない
悪そうなのが、案外真面目に働いてるとかもありそうだしな

…あーっ、もうめんどくさい!
怪盗はやめやめ、超人パワーでどこか1個やっつけちゃって

テレビの取材が来たら(来なかったら押しかける)、それで全国に呼びかけよう
「警察では対応できない“悪”は、任せてもらう」みたいな感じでいこう

「活動費は、悪から頂くので、ご依頼料は無料です
あなたの知ってる“悪”教えてください、ご連絡はこのテレビ局へ」なんてね

あとは、テレビ局と相談、だな
なんだか、これでいける気がしてきたぞ
posted by Beeまたの名は熟年のK at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2019年08月17日

ランボー超人Bの物語 その4 目指せ怪盗@

…ということで、俺は怪盗になることに決めたんだけど
並みの泥棒と、怪盗の違いを知っておかないと、まずいんじゃないかと、気付いた

早速ウィキ〇ディアをググると、結局、盗みは盗みだが、かっこつけが大切だと書いてある
それから、ただ盗るだけじゃなく、それが悪い奴を懲らしめることになることが、大切なようだ

まず、世間の注意を惹くような“なにやらのナニナニ”みたいな名のある美術品とか貴金属を
『何月何日何時何分に頂きに上がる』みたいな予告をして、警備レベルを上げてから盗むこと

そして、肝心なのが、盗んだところになにか目印を置いてきて俺がやったぞと、アピールするとか
シルクハットにマントみたいな派手な格好を、一度警備の連中に姿を見せることが大事なようだ

シルクハットにマントが実用的でないのは、俺でも分かるので、ユ〇クロで買ったのを使うとして
後は、自分のマーク入りのカードとか、白手袋とか、バラの花とか、黒いとかげの何かの用意…

現場にそれが残されていて、かっこいいと思えるような小道具が、ぜひとも要るようだ
そこまで読んで、今の超人能力そのまま見せちゃあ、いかんだろと気が付いた

姿を見せておいて、かっこ良く立ち去るのにも、気球とかハンググライダーとかパラセールも要りそうだ
まあ、超人の飛翔力があるから、ジャンプ傘を持って飛び去ることもできるけど…

もっと大変そうなのは、マーク入りカードなんかは、作った店からすぐに身元が割れそうだし
ほかのものも、いつも同じような物を用意するとなると、そこから調べられそうな気がする

もっともっと大変なのは、美術品とか宝石とかは盗んだあと、売りさばくのが無理っぽい
盗んだものと分かっていても買い取ってくれそうな、口の堅い悪党なんて知り合いは無いもんな

となると、現金か、せいぜい金塊とかにするしかないんじゃないかな
どっちにしても、警察の内部資料に怪盗〇〇って、呼ばれるくらいがオチだろ

なんとか怪盗らしくしたいんだったら、世間の評判が悪い奴だと言ってるような奴とか会社から
盗むしかないんだろうなぁ

そこまで、考え続けてたら頭が熱くなったんで、もう寝ることにした
夢の中で、いいアイデアが見つかるといいんだが…
posted by Beeまたの名は熟年のK at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2019年08月06日

ランボー超人Bの物語 その3正義の味方C

結局のとこ、はっきり“悪”がしてる事件なんて、ほとんどないことがわかっただけだった
もちろん、無差別殺人なんて起きたら、はっきり“悪”と言えるけど、日本じゃそうそう起きてない

政治家の馬鹿な発言や、東京の中央市場の移転に関したことや、ちょっと前にあった
総理大臣のご威光を利用した、国の管理していた土地の格安払い下げ問題、宗教団体が起こした事件

隣りの国が好きだとか嫌いだとか、少子化問題に、高齢者の比率が高い未来、引きこもりの中年問題に
子どもの虐待、年金制度の将来、地球温暖化と天候異変、外来危険生物の増加…etc

ざっと俺が考えただけでも、問題山積みなのに、スーパーマンじゃ片付かんことばっかじゃん
学校の成績が下半分の俺でも、分かるよそれくらい

頭にきて、いっちょスーパーマンになって、めちゃ暴れたろか、って思ったりもしたけど
そうすりゃあ、電車で暴れて逃げ出したことの繰り返しで、今度こそ警察沙汰になるだろうしなぁ…

こうなってくると、なんで俺が正義の味方にならなきゃいかんのか、それもわからない
言えるのは、会社をクビになって、仕事が無い→稼ぎが無い→食えない、ガス電気水道家賃払えない

そしてその先は、近々ホームレス→自暴自棄→超人力で大暴れ→国民の敵になり→親悲しむ
女の子にも嫌われ、どこに行っても居場所がない→いっそ死のうと思っても超人だから死ねない

何て、悲惨な近未来が浮かんで、俺は鬱になってしまいそうだった
が、そのとき閃いた!突然解答が脳のどこかから浮上したのだ

そうだ、怪盗になろう!
怪盗なら、超人力が即、役に立つし、格好さえ気を付ければ女の子にもモテそうだし

収入面は、大丈夫(まあ、盗んじゃっても気にならない連中は、それこそ一杯いるし)
後は、超人力をそのまま出さずに、なるべく怪盗らしい盗み方を考えられれば、いけるぞっ!

ということで、当面の問題が解決できた俺は、とりあえずゆっくり寝ることにした
(まあ、隣近所の声やら音楽やら、なにやらかにやらの音が耳について仕方ないが、そのうち……)
posted by Beeまたの名は熟年のK at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説