2019年04月09日

ランボー超人Bの物語 その2

アパートに帰るったって、そこは折角超人になったんだから
ぴゅーっと空を飛んで帰るよね、フツー

だけど、さすがにこの格好じゃ変だろ、って俺は思ったんだ
だって会社帰りに飲んだ後だもん、リーマンまんまじゃん

これで空飛んでたって、変な奴にしか見えんだろ
やっぱ、これから先、超人として活躍して有名になる予定の俺だからさ

だもんで、走って帰ることにした
さっきのトイレぶっ飛ばし事件みたいな、スピードの出し過ぎにはくれぐれも気を付けんといかん

まずはスローに慣らし運転で走ってみた
出る出る、ゆっくりめの積りでも、走ろうとするとスピードが出ちゃうんだ

まるで、ぐるぐる回転する脚の上に乗って走ってるようだ
それで住宅地を抜けて、国道に出た

ここなら大丈夫、と思ってスピードアップすると
あっと言う間に先行して走っている車に追いついて、追い越しちまう

乗ってる奴のびっくり顔が、8K並みにくっきり見える
ドライブレコーダの画像、後でNETに上がっちゃうかもな

ま、しょうがない
超人になるってこたぁ、そういうもんなんだよなって、自分で自分に言う

アパートのドアを壊さないようにそこに気を付けて、部屋に入る
電気点けなくても、部屋の中ははっきり見えてる

ベッドに寝転がる時も、その前に部屋着に着替える時も、力の加減を調節するのが大変だった
超人になったら、とにかく慌てないこと、焦らないことが肝心だなって、これが1日目の教訓だな
posted by Beeまたの名は熟年のK at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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